加速度  大
加速度  小
加速度が質量に反比例する
力とは何か。慣性質量の大きな物体は動きにくいです。ここでは慣性質量を「質量」と呼ぶことにしますね。動きにくいとは、生じる加速度が小さいということです。そこで「同じ力が加わった時に生じる加速度の大きさが物体の質量に反比例する」と考えることにします。
質量mm
加速度a\vec{a}
比例定数F\vec{F}
a=Fm\vec{a}=\frac{\vec{F}}{m}
ma=Fm\vec{a}=\vec{F}
物体の質量をmm加速度をa\vec{a}加速度と同じ向きのベクトルを比例定数F\vec{F}とすると、mma\vec{a}の大きさが反比例するということはa=Fm\vec{a}=\frac{\vec{F}}{m}ということです。変形してma=Fm\vec{a}=\vec{F}となり、このF\vec{F}を力と呼びます。
のとき、
という力
質量mmの物体が加速度a\vec{a}運動している時、その物体にはmam\vec{a}という力がかかっていると考えるわけです。
複数の力が加わる時は、それらをベクトルとして足し算した「合力」がmam\vec{a}になります。
ma=Fm\vec{a}=\vec{F}
kg\mathrm{kg}
×m/s2\times \mathrm{m/s^2}
==
kgm/s2\mathrm{kg\cdot m/s^2}
==
N\mathrm{N}
単位は、質量がkg\mathrm{kg}加速度がm/s2\mathrm{m/s^2}の時、力の単位はkgm/s2\mathrm{kg\cdot m/s^2}となり、これをN\mathrm{N}(ニュートン)とします。