相対運動の例
川の問題・モンキーハンティング
相対運動の例を見てみましょう。
船で川を最短時間で渡る方法を考えます。外から見ると、船本来の速度に川の流れの速度が加わってどっちに進むかややこしいですが、
川に固定した座標系で相対速度を考えると、を引いてだけが残り川の流れは関係なくなります。結局、流されてもいいからまっすぐ進もうとすると最短時間で着きます。
次に、モンキーハンティングです。玉Aを打ち出すと同時に的球Bを初速度0で落とします。Aをどこを向けて打ち出すと、Bに当たるでしょうか。
どちらの玉の加速度も重力加速度です。なので、相対加速度は0です。
つまり、Bから見るとAは等速直線運動をします。だから打ち出した瞬間に的球の方を向いていれば、必ず当たります。