断熱自由膨張がPV図に描けない理由

熱力学断熱変化自由膨張状態変化PV図

断熱自由膨張ってなんでグラフにかけないの?

15:56
リュウツー先生
リュウツー先生

断熱自由膨張が「グラフ(たとえばPP-VV図)」に描きにくい理由は、途中の状態が“状態として決まらない”からです。

まず自由膨張って、外圧がほぼ00(真空側にバーンと広がる)なので、系が外にする仕事は
W=PdV=0W=\int P_{\text{外}}\,dV=0
になるんだよね。さらに断熱だからQ=0Q=0。よって第一法則から
ΔU=QW=0\Delta U = Q - W = 0
理想気体ならUUは温度だけで決まるのでΔT=0\Delta T=0、つまり最初と最後は「同じ温度の平衡状態」としてちゃんと点で表せます。

でも問題は“途中”。ピストンでゆっくり押すみたいな準静的過程じゃないから、気体内部で圧力が一様じゃない・渦とか流れがある・平衡から大きく外れる、って感じで、途中のPPTTが「状態量として定義できる1個の値」にならない。だからP(V)P(V)という関係が作れず、PP-VV図に一本の曲線として描けない、っていう話なわけです。

確認したいんだけど、言ってる「グラフ」ってPP-VV図のこと?それともTT-VV図とかも含めた話?

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マイセオくん