必要条件

必要条件
成り立っている必要がある条件
必要条件とは何か。必要条件とは「成り立っている必要がある条件」です。
necessary condition
necessary: 必要・必然・避けられない
必要条件=必然条件
必然的に成り立つ条件
必要条件は英語でnecessary conditionと言います。このnecessaryという英単語には「必然」という意味もあり「必要条件」はある意味「必然条件」とも言いかえられます。なので「必然的に成り立つ条件」とも言えるわけです。成り立っている必要がある条件必然的に成り立つ条件は同じです。
x2=4x^2=4の必要条件
x2+1=5x^2+1=5
x2>3x^2>3
x2=4x^2=4
例を挙げます。x2=4x^2=4の必要条件は何でしょう?x2=4x^2=4の時に必然的に成り立つなら何でも良いので、x2+1=5x^2+1=5とかx2>3x^2>3とかx2=4x^2=4は全て必要条件です。
x2=4x^2=4の必要条件
x=2x=2」は必要条件ではない!
x=2x=2またはx=2x=-2」は必要条件
x=2x=2」というのは必ず成立するわけじゃないので、必要条件ではありません。x=2x=-2かもしれませんからね。x=2x=2またはx=2x=-2」なら、必ず成立するので必要条件です。
注意
「問題を解くために必要な条件」ではない!
ここで間違えやすい考え方を紹介します。「必要条件」は「問題を解くための条件として必要な条件」ではありません。
x+1=3x + 1=3」は
x=2x=2」の必要条件か?
x+2=4x + 2=4」という条件でも解ける
x+1=3x + 1=3」は必ずしも必要ない
ではない!
例えば「x+1=3x + 1=3は「x=2x=2」の必要条件でしょうか?x+2=4x + 2=4という条件でも解けるから、別に「x+1=3x + 1=3」という条件は必ずしも必要ないなと考えてはいけません!
x=2x =2」の時
x+1=3x + 1=3」は必ず成立
だから「x+1=3x + 1=3」は必要条件
x=2x =2」の時、x+1=3x + 1=3」は成り立っている必要があります。なので必要条件です。