数学の問題での必要十分条件

数学の問題はシンプルな必要十分条件を求めろということ
何かを求めよという数学の問題は、シンプルな必要十分条件を求めろということです。
x2=4x^2=4 を満たすxx
x=2x=2があるが…
x=2x=2」は必要条件ではない!
x=2x=-2かもしれない。
例を見てみます。x2=4x^2=4を満たすxxを求めてみましょう。x=2x=2」がありますね。求めた!でもこれは必要条件ではありません!必然的に成立するわけじゃないからです。x=2x=-2かもしれませんからね。なお、十分条件ではあります。
x2=4x^2=4 を満たすxx
x=2x=2またはx=2x=-2」は必要十分条件
x=±2x=\pm2
x=2x=2またはx=2x=-2」なら必要十分条件です。これが答え。x=±2x=\pm2と略記することが多いですね。
x=x+6x=\sqrt{x+6} を満たすxx
x2=x+6x^2=x+6
x2x6=0x^2-x-6=0
(x3)(x+2)=0(x-3)(x+2)=0
x=3x=3またはx=2x=-2
これは十分条件ではない!
次の例を見てみます。x=x+6x=\sqrt{x+6}を満たすxxを求めてみましょう。両辺二乗して、x2=x+6x^2=x+6移行して、因数分解して、x=3x=3またはx=2x=-2」。この時、元の式が必ずしも成立しないので、これは十分条件ではありません!なお、必要条件ではあります。
x=x+6x=\sqrt{x+6} を満たすxx
x=3x=3またはx=2x=-2
x=2x=-2とすると
2=2+6=2-2=\sqrt{-2+6}=2
x=3x=3」は必要十分条件
x=2x=-2は元の式を満たさないですね。x=2x=-2とすると、2=2-2=2となりおかしいです。x=3x=3」なら必要十分条件です。これが答え。